詩人:甘味亭 真朱麻呂
 
遠ざかる今日 
もう戻らない今日 
手を振りお別れさ 
気がつけば太陽は暗闇に吸い込まれて 
代わりに月が夜に輝きをはこんでくる 
星は瞬きながら 
今夜も子供だましの夢を僕にみせる 
 
歳月を重ねるうち 
大切な何かを忘れてしまったような
そんな気がするんだ 
そしてその何かが何なのか
それすら僕にはわからない 
 
きら星ほらまた瞬いて光り出した
夜空に広がる
希望に満ちた明日を 
誰の処にもはこんでくるよ 
 
あっという間に過ぎていくだろう 
日々は甲斐性もなく流れていくけど 
それでも僕は明日の扉を開くんだろう 
 
そして今日という日もいつしか未来となるまで 
それまでに僕は世界に恥じないきら星になるのさ。