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[191372] はじまりのうた

詩人:どるとる


土星の輪に引っかけた数行のレクイエム
常に心は字余り 輪投げは得意なのになあ

なぜなぜ坊やになってしまうよ
それぞれの朝に光を届ける

夜と朝のギリギリの境目 その瞬間の
曖昧なラインに 僕は立っていたい

飛んだり跳ねたり繰り返してきたよ
今の今まで わかりきった答え合わせだ

それでも 時間通りに散歩に出る猫の
瞳に映るまっさらな空を眺めていたいよ

何度でも 振り出しに戻っては
またそこから せっせと歩き出す

すべての終わりがすべてのはじまり
今から生まれ変わるよ昨日より少しだけ新しい世界に。

2016/04/12 (Tue)
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