詩人:どるとる
土星の輪に引っかけた数行のレクイエム
常に心は字余り 輪投げは得意なのになあ
なぜなぜ坊やになってしまうよ
それぞれの朝に光を届ける
夜と朝のギリギリの境目 その瞬間の
曖昧なラインに 僕は立っていたい
飛んだり跳ねたり繰り返してきたよ
今の今まで わかりきった答え合わせだ
それでも 時間通りに散歩に出る猫の
瞳に映るまっさらな空を眺めていたいよ
何度でも 振り出しに戻っては
またそこから せっせと歩き出す
すべての終わりがすべてのはじまり
今から生まれ変わるよ昨日より少しだけ新しい世界に。