詩人:どるとる
なんでもない 毎日が どこまでも 続いている
なんでもない 毎日を これでもかってくらいに繰り返して
いつの間にか 忘れている 誰かを 心から愛する気持ち
大学ノートの端っこにでも書かれた
落書きのように あなたを蔑ろにしている
とりとめもない1日が地層みたいに 何層にも うず高く積み重なって
まるでこれじゃ ミルフィーユ 甘ったるくて食えたもんじゃないスイーツ
寝苦しさに眠れやしない夜 そんなときに限って 頼りの扇風機は壊れる
止まっては動いてまた止まる
まばたきでもするように 赤 青 黄色を交互に繰り返す
信号に 苛立ちを隠せない 僕は 舌打ちを 繰り返す
嘘をつくことにも慣れ 嘘をつかれることにも慣れて
互いに 嘘をつきあってる 気づかないふりして気づいてる
愛のない性行為は何のために するのだろう そんな罪悪感に包まれた熱帯夜
さらに層を厚くして 熱を増してく 夏が最高気温を叩き出した 汗は止まらない
これならば機械とシタほうがよっぽどマシだわ そんな言葉が吐いて捨てられる
部屋から出てゆく 君は二度とは来なかった
僕は 死んだように暫く 無理にでも笑えない日々が続いた
とりとめもない1日が地層みたいに 何層にも うず高く積み重なって
まるでこれじゃ ミルフィーユ 甘ったるくて食えたもんじゃないスイーツ
寝苦しさに眠れやしない夜 そんなときに限って 頼りの扇風機は壊れる
止まっては動いてまた止まる。