詩人:詩奈
自動販売機でジュースを選ぶようなたいしたことない決断ででも120円の価値は意外にも重く被さった蹴飛ばした空き缶の行方を追うことが意味を見い出すことに繋がる気がして霞んだ景色の真ん中にそっと入り込むいつか書いた現実と夢の境界線は限界を定めていた諦めることに慣れコーヒーを飲んでは夢から醒めたそれが大人だと思ってた妙に光った三枚の小銭が僕の価値を言ったそれを強く握り締め真剣に迷おうと思った悩もうと思った