詩人:楠崎 志杏
私が詩を綴るのは
弱さを強さに変えるため
冷気を暖気に変えるため
詩は私にとっての心の場所
こんな…
ちっぽけな私にも
不器用に綴る言葉が
救いになるような
そんな存在が愛しいから
善と悪なんて
光と闇なんて
そんな区別は嫌なんだ
ただ純粋に思った心を
綴る勇気をくれた人…
確かにはじめは
掃きだめだったかもしれない
嫌で堪らない
泥のような感情を
追い出すために
…書いていた
でもあの頃はどうしようもなかったんだ
そうする事で自分を
保つしかできなかった
けど今は違う
今度は救いたい…