詩人:風凛
今日の放課後。誰かが廊下を駆けていく足音。教室のざわめき。横から心地良いそよ風。遠くから剣道部の掛け声。この光景も今年で終わり。当たり前が当たり前じゃなくなる。なんとなく泣きそうになる。…ほんとに泣いたりしないけどね。難しいけれど残された貴重な『今』をもっと満喫できたら、きっと、振り返って満足できる『今』になるんじゃないか?振り返った先の自分が頷いた気がした。