詩人:トケルネコ
火炙り 置き去り アナタとワタシ
こんがり も少し 淫らに通せんぼ
すんなり 冗舌 とぐろを巻いて
ワタシと夜の ガラスの靴
12時すぎに目が回る
美人は生まれて目が死んで
美人は笑って 目が目が塞がれる
亜細亜のブランコ 跨がして
北欧の砂場 渇かして
台風のメッ 泳がせば
引っ繰り返ったスットコドッコイ宙返り!
逆さになった花瓶に滴るまさかの… 風流
キタナイ言葉 ヒタシテ 沈めて
ピョンピョン ほふる アナタの切歯
口づけ 縫い付け クチビル爛々
冴えない胸毛に テディベア一つ
アナタとワタシ目が回る
罪人は吊られて目が濡れて
罪人は埋められ 目が目が翔び駆ける