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詩人:雪 刀寿
ぼくが、何見てるか、、見える?
君の中を、見透かそうとしてる
鏡を二枚 重ねた感じ
(けど、見えっこない。 どっちみち ピントは ぼやける)
君に沿うぼく 隣り合わせ
まだ、懸命に 出来るだけ はっきり見ようとしてる
けど、君と全く同じ光景は、見えっこない
だって居る位置が違っていて、違う角度から光が射してるから(納得! どひゃー)
ようし、こうなったら、回りを全て鏡にしようか
こっちも見せるから、そっちもよく見せてください
・・・こうして、二人の鏡は、海そのものになった。
海にゆくと、何か進展がありそうな気がするのは、水だらけの風景が 新しいから かもね。
ズズズイ と、川を下り、、浮かべた舟で、波に揺れ、、
「海は何色?」 さがしてる。 まどろっこしく、待ちきれない。
さあ、青かな?緑かな?紺色かな?
陸から沖へ、、離れ離れて、、 波間の奥の方へゆき、
何もかも忘れれば、きっとせいせいするさ。
こうして 僕らは お互いを 探し続けてる。