詩人:そほと
透き通っていても
透明じゃいけない
トロリとしてネバつかぬ
アケビの甘さが丁度いい
季節の隙間
心の狭間
子供のボクが見上げてる
ねぇねぇ
おかあさんはどこ
私が未だに不思議な感覚を覚えるのは
この子のせいだ
いくら死んだと説明しても忘れてしまう
この子のせいだ
あぁ また思い出している
我慢して我慢して
こらえ切れずに泣き出す時の
あの すっぱさ
そのすっぱさを中和させるには
アケビの甘さが丁度いい
透き通っていても
透明じゃいけない
トロリとしてネバつかぬ
アケビの甘さが丁度いい
2009/01/31 (Sat)