詩人:どるとる
回り続けるメリーゴーランドは小さな風にも惑わされてぐらぐら少しだけ長い寄り道をしよう甘い蜜を吸う蝶々の心で飛ぶよ沿線沿いの アパート 電車がすぐ真横を通る眠れそうにない夜 影を落とす猫尻尾の穂先で 月を撫でているあらすじからこぼれ落ちそうなギリギリのラインに立っている見上げた空は 雨を降らすことを許して僕に歌うよ 楽しそうな足音の 喜びの歌可愛らしい鳴き声に紛らせていつまでも僕を眠らせない。