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詩人:どるとる
夕暮れの空にとけてる 誰かの笑い声
宛もなく 行こうこのまま風に乗って
終電に 間に合った ホッとして席に座る
白いため息が 浮かんでは消えるホーム
夜の街並みが 七色に光る
月も負けじと 星と競ってる
まばゆいばかりの 光に 目が眩んだ
駅の改札ぬけたら 深海みたいな真夜中
軽やかなステップで飛び越える水たまり
夜空の果てから シューティングスター
放たれた 一撃が 化粧っ気のない夜を飾る
ほらね おめかしすれば ビューティフル
素敵な夜ね
乾杯のグラスを 鳴らして パーティータイム
見たいのは終わらない 覚めない夢だよ
夜風に乗せて伝えておくれ僕の思いを
遠い町に住むあの人の心のポストへ
紫色をこぼしたような 夜空に
流れ星を見つけたら 何を願おう
飽きるまで繰り返した 愛の言葉も
シャイな彼がくれた精一杯の優しさも
すべてが君のもの 光のドレスをまとって
カッコ悪くてもこれが私のボーイフレンド
私には お似合いの王子様と お世辞を言えば
まんざらでもなくて照れ笑いしてしまう
今夜は素敵な夜ね
少しは 反論してよ
じゃないと つまらないじゃない
でも そういうところもまた
好きなんだけど なんて勝手なんでしょう
軽やかなステップで飛び越える水たまり
夜空の果てから シューティングスター
放たれた 一撃が 化粧っ気のない夜を飾る
ほらね おめかしすれば ビューティフル
素敵な夜ね
今夜は素敵な夜ね。