詩人:EASY
どんな事を思って
生きていたのだろう?
どんな事を感じて
生きているのだろう?
どんな思いで
この絵は描かれたのだろう?
どんな気持ちを
この唄に込めたのだろう?
遠い昔の人達や
遠い場所の人達や
すぐ目の前にいる人や
壁にされた落書きや
誰かが綴った言葉とか
お腹が空いた猫だとか
春に開いた花だとか
僕を照らした太陽に
僕は想いを寄せてみる
人の考えている事なんて
分かる訳がない
動物の気持ちなんて
分かる訳がない
植物に心なんて
ある訳がない
太陽は何も
考えたりしていない
君がそう言ったのは
君が想いを寄せないからさ
どんな思いでいるのかは
それほど
分かりにくいものじゃない
泣いたり
笑ったり
怒ったり
好きになったり
淋しかったり
楽しかったり
誰にでも分かるから
それに想いを寄せるんだ
遠い昔の人達も
人を好きになったのさ
遠い場所の人達も
笑っていたら幸せだ
太陽は笑ってる
雨雲は泣いている
子供が楽しめる事と
大人が楽しめる事が違っても
楽しい事には
変わりがないのとおんなじさ
人の考えている事なんて
分からない?
そうじゃないよ
そこに想いを寄せるんだ
泣いているのか?
笑っているのか?
怒っているのか?
それが
誰でも分かり合えることなのは
誰も
一人で生きてないからさ
だから想いを寄せるのさ
辛いのも
幸せなのも
自分だけじゃないと言う意味は
僕達には
想いが寄せられるから
自分だけが
辛かったり
幸せだったりするのなら
想いを寄せてないからさ
人は誰も
一人で生きてはいないから
自分だけなんて
ひとつもないさ
それは
みんな持っているものさ
だからそこに
人は想いを寄せるんだ