詩人:さみだれ
人殺しがいる窓の外に?川の向こうに?人殺しがいる憎しみの塊幽閉された四肢の主それが語る血の色は赤く濁るものではない電子の海に溺れた子供が足を掴まれ引きずり込まれる命がなくなる命は単純だ簡単になくなる命は明確だ見えないものではないそれは輪廻の森の草花木にはなれないそれを摘む人間が頭の裏で足を揺すり「人殺し…人殺し…人殺し……」それが語る人はとてもニンゲンとはよべないものだった