詩人:さみだれ
彼女の時計は針を持たない指し示す時間を与えない彼女は長く存在しているそう思い込む暑い夜明け彼女には何も枷がない彼女が枷とは思ってないからずっと眠っていたって誰も構いやしない彼女の心は棘を持たない突く相手がいないのだから彼女はひとり存在しているそう思い込む暑い夕暮れ彼女こそ孤独であるだが彼女はつらく思わないずっと起きなくたって平気なのだろう彼女は