詩人:浜崎 智幸
・もう夢をすべて見尽くしたと思うならそっと私の肩を抱いてほしいそれであなたが白痴のように喜ぶならばもう私は土に還ってしまいたい走れ 走れ二度と光がささない道を走れ 走れ冷たい水に肌を切らせて◆◆もう誰も信じてくれないと思うなら深く激しく私を責め抜いてほしいそれであなたがもう一度立ち上がれるならばもう私は泥にまみれて眠りたい走れ 走れ素足と夢が触れあえるまで走れ 走れ小石の雨に肌をさらして──────