詩人:祈
初めから
年輪があるわけでもなく
一日
一日と時間をかけて
晴れの日ばかりでもなく
雨も降れば
風も吹き
雪の降る日もあれば
新しい
人との出会いの日もあり
人と関わることで
自分のことを
知る日もある
そうした経験をまた
一日
一日と時間をかけていく
そうして
年輪(生きざま)が
見えてくる
自分では分からない年輪
(生きざま)
この生命
尽き果て倒れた時
訪れた人たちからの思いが
年輪(生きざま)として
評される…
私は
今日も変わらず
この地に立つことで
年輪を数えていく
2012/02/22 (Wed)