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[191685] 夢という名の帆をかかげて

詩人:どるとる


夜明けの街に 落ちた光が 開いた目に突き刺さる
今、船出の時

空回りしている自信 目の前にある数ある論理
正しさは なんだ
間違いとはなんだ
せめぎあい たぎりあい
ここまでやって来た小さなプライドが
花になって 風になって そのすべてが僕を 形作る礎になってく

旅立ちは 晴れた日の朝がいい
こんなふうに 青い空に抱かれて
まだ白紙のページに刻まれていく足跡

いつか 何でもない今日が思い出になるように

僕らは 今を笑って生きているんだ
時々は 雨に濡れるのもまたいい

さあ今日も夜が明けてゆく
新しい物語の始まりだ
未来まで引かれたスタートラインに立つんだよ
「夢」という名の帆をかかげて

手にした 地図には載ってない 場所だから
時には諦めの言葉にすがりたくなる
自分とは なんだ
何者なんだろうか
負けて 勝って 引き分ける
その 闘いの中で 手にしたものはきっと かけがえのないものなんだろう

夜明けの街に 落ちた光が 開いた目に突き刺さる
今、船出の時 あらゆる波を越えて 目指す場所へ

流した涙が いつか笑顔になるその日まで

終わらない冒険さあこんなところで立ち止まってる暇はない

さあ 今日も 物語を始めるよ
保証された 旅なんかはしたくない
いつ何があるかわからない旅だから おもしろい
自分がどんな宝より 価値ある財産

重ねていく それぞれのストーリー
数えきれない秘めたるヒストリー
いくつもの 出会いと別れ
また 繰り返される日々の向こうに
放て 渾身の一手

僕らは 今を笑って生きているんだ
時々は 雨に濡れるのもまたいい

さあ今日も夜が明けてゆく
新しい物語の始まりだ
未来まで引かれたスタートラインに立つんだよ
「夢」という名の帆をかかげて。

2016/05/15 (Sun)
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