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[191754] スピカ

詩人:どるとる


廃線になったレールを辿っていくと
どこまでこの道は続いているんだろう

地図には凡そ載ってない場所まで
二人は宛もないまま 行くつもりなんだ

恒星に またがって君を連れて行くよ
下手くそな歌と あめ玉を道連れに

太陽系をワープして 最先端を先駆け
百万年くらい早く 二人は宇宙旅行をする

夢で見たんだ 背中に羽が生えて
空を飛ぶ そんな飛躍的な夢を

ばかげていると笑われてもいいけど
きっと後悔するよ 見せてあげるから

口の中、とけて小さくなったあめ玉は
まるで 闇の中に息づく地球のようだ

食道あたりを通過して胃にまっしぐら
淡く切ない檸檬味が 浮かんでは消えた

まばたきの瞬間に飛び込みたい
たとえば用心深い君が ふいに
隙をつくったとき

スピカ そう名付けた二人だけの秘密の場所
夜中こっそり抜け出して二人で 行こう
ランタンの明かりを 灯して
開拓と発展の 道を辿る 礎になる

恒星に またがって君を連れて行くよ
下手くそな歌と あめ玉を道連れに

太陽系をワープして 最先端を先駆け
百万年くらい早く 二人は宇宙旅行をする

覚えているかな
随分、遠い昔の話だ。

2016/05/23 (Mon)
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