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[191809] エブリデイ

詩人:どるとる


同じような 見慣れた街の風景を
追い越してく 電車は宛もなく

レールに沿って 思い出に手を振る
今日の悲しみと昨日の後悔と
少しの 喜びを 思い出しながら

白い息が 途切れるまもなく
吸い込んだ 切なさとか
この街のどうにも慣れない人懐っこさに

言葉にもならないくらい
支えられているのに
いかんせん素直になれずまた
下手くそな強がりで隠してる
赤く染めた頬
恥ずかしながら 僕は思うよりずっと愛されている

ただいたずらに過ぎる時間がある
飽きることもなく繰り返す毎日はまるで

24時間営業のコンビニのようで笑えるな
カメラの代わりにまばたきのシャッターが降りて 今を記憶に焼き付ける

幸せなんてものがもしもこの世界にあるなら
今すぐ見せてほしいよ
いつの日か出会えるかな心から愛せる人に

ページはめくられていく
見えざる何者かの手で

やっと見つけた 僕の居場所
泣いたり笑ったりするだけの毎日
たまの喧嘩も愛しい
言えずにいた 言葉が今涙と一緒に 吐き出された

例えばひとつだけ望みが叶うなら
誰かを 愛したい
そして同じくらい
誰かに愛されたい
それだけを 願うよ

白い息が 途切れるまもなく
吸い込んだ 切なさとか
この街のどうにも慣れない人懐っこさに

言葉にもならないくらい
支えられているのに
いかんせん素直になれずまた
下手くそな強がりで隠してる
赤く染めた頬
恥ずかしながら 僕は思うよりずっと愛されている。

2016/05/30 (Mon)
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