詩人:壬治
感傷的詩人だって
それで救えるなら
救われるなら
ここで絶えるよりいい
ぶったまま躊躇って
恥じらったり傷ついたり...
あなたが声を失くすときにも
空は夜明けを連れてきてくれるから
死ぬためにあらゆる
現象にこじつけるなら
一つで良いから
いま生きてくワケを見つけて
心を磨けば愛が見えてくる
他人には容易くは
壊せないその壁も
あなたが望めば
一瞬で灰になる
なぜならあなたはシナリオライター!
その気紛れひとつで
舵取りができる
喜劇も悲劇もパロディも
この世界は愉しくも
つまらなくもなる
感度だって自由自在
慎ましい生き方に
おさまる必要もないよ
脚色だってお好きなように
そして最後にひとつ
言わせてほしい
降板してもあなたの代役は
どこにも見当たらないということ、、
これは紛れもない
事実だから!