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詩人:未知
繋がらない電話に
嫌気がさすわ
これだけいろいろ
テクノロジー
進化したって
意味ないわ
君への愛は
一方通行
思い切り投げつけた
悲しみと憂鬱とが
入り雑じる
素直な痛みに
無言の時間が
追い打ちをかけた
余計にいまを
虚しくさせる
もうここにいる
価値もないの?
すべては君の手の中
何もかも預けたつもりで
何もかも
捨ててしまったよう
ヒロインぶっても
どうにもならない
元通りにしたいと
お望みなら
こっちから
消えてあげる
これだけいろいろ
便利になったって
ほんと、意味ないわ
だっていつだって
欲しいものは
変わらないの
代わりはいないの
君への愛は
ここでお終い
どうせこの言葉も
届かないし。