詩人:遥 カズナ
写実的な カラーの点描画の美しさで描きたかった…
日差しに ほくそ笑むヒマワリの頬は
君の頬
君が「好きだ」と言った花
明日への期待に溢れそうな笑顔
手の平を伸ばせば
落ちて行きそうな位 青く澄んだ空に
僕には予感がしていた…
眩しさが際立つ程 影の不安は色濃くなってゆく…
何度も描こうとしたのだけれど
筆を握った僕ではなく
未来を見つめる その瞳を
どうしても上手に
描けなかった…
もう二度とは描けない…
ヒマワリを見れば
君を思い出す
ヒマワリ
僕よりも
明日を愛した君
2006/09/09 (Sat)