詩人:さみだれ
ほらほら冴えない脳の断片ばっかり
ちんたらちんたら集めて
海馬の応急処置なんて今はどうでもいいでしょう?
それより美味しいクレープ食べに行こうよ
甘ったるい時間を連れて
日の光を飽きるまで浴びませんか
理解の限界を下回るのはそんなに恥ずかしいことではないよ
他人が為せないことは自分でやりなさい
それでも「もう無理!死にたい!!」と鞄の中に叫ぶなら
ちょっと遠くの公園で桜を見ませんか
何もいいことなんてありはしませんよ
それもまぁアリなんじゃないのって
あんこの乗っかった団子を食べながら
一息つこうぜ
小さな毛細血管を部屋のベッドの下に落としてきた
君は一息つこうぜ
揺れ動く雨のお化け
破天荒なシグナル飛ばす宇宙人の
影に隠れたまんまの
君の幸福
僕は触れていたい