詩人:どるとる
夜明け前、駅のホーム 鞄ひとつで
どこまで行けるかな やってみるよ
まだ叶うかもわからない夢だけど
踏み出したからにはあとには引けない
伝えられずに残された気持ちも
ちゃんと足跡になって 地図に記される
寂しさは消えないままでもどうにか
強がれば笑うくらいはできるよ
結ばれたようにつながれた手と手が
ほどけていくように離れていく
今日の別れがまた会う日には
出会いに変わるって信じよう
旅立ちの日に 相応しいのは
「さよなら」ではなく 「ありがとう」
君が 好きだと言った歌を思い出す
口ずさみながら 寂しさを紛らす
季節は流れていく ゆるやかなスピードで
急ぐことも 立ち止まることもないよ
まだこの手に残る君がくれたぬくもりは
数ある思い出を 忘れずに覚えているかな
悲しみは 頬に雨を降らすよ
僕には受け流す傘もないけど
喜びばかり知ることではなく
悲しみを知って 人は強くなる
手にした 足りないパズルのピース
僕の心を 大きく育てていく
旅立ちの日に 相応しいのは
涙を流すことより 笑うことだよ
寂しさは消えないままでもどうにか
強がれば笑うくらいはできるよ
結ばれたようにつながれた手と手が
ほどけていくように離れていく
今日の別れがまた会う日には
出会いに変わるって信じよう
旅立ちの日に 相応しいのは
「さよなら」ではなく 「ありがとう」