詩人:どるとる
僕はずっと たどり着きたかった その場所に
幼い時から追いかけていた 諦められない夢があるんだ
遠かったはずの未来が 今は目の前にある
画用紙に描いた イメージの未来を
追い越せない世界だけど
そのわずかな光に僕らは 手を伸ばしてる
科学館のプラネタリウムの星に
小さな手を伸ばしたあの日
僕らは きっと 生まれてはじめて手の届かないものを知った
未来はいつでも僕らの 目の前にあるけれど
きっと 遠ざかってゆくのはまだまだ
僕らには夢を叶えるだけの時間があるってこと
月の石を 万博で見たこと 父が嬉々として話すのを聞いた
岡本太郎の太陽の塔が 奇抜過ぎて 芸術に苦戦する
糸のように 過去と未来を今が繋げていく
手繰り寄せて 思い出を 回想すれば
そこには シアターのスクリーンのように
瞼の裏に 僕だけの映画が上映されるよ
僕が大人になったらきっと今の 感動を
教えてあげるんだと父に笑って言った
僕はそんなこと忘れてしまったけど
未来は僕らより先に明日にたどり着いてる
なりたいもののためにそれぞれ 頑張ってるなら
その頑張りが報われる 未来がその人に訪れますように
忙しさに 相殺されていく 夢なんて悲しすぎるから
思い出したなら その時に なりふり構わず 追いかけるくらいの 気持ちを見せてよ
科学館のプラネタリウムの星に
小さな手を伸ばしたあの日
僕らは きっと 生まれてはじめて手の届かないものを知った
未来はいつでも僕らの 目の前にあるけれど
きっと 遠ざかってゆくのはまだまだ
僕らには夢を叶えるだけの時間があるってこと
「叶えるための夢だったけど叶わなくても夢は夢
未来を夢見る その気持ちこそが 未来への躍進だ」