詩人:どるとる
数センチほどの落差を 飛び越えて
その先に行きたいよ
強くなれる 僕ならもっと輝ける
こんなところでは終わらない
負けん気が時に弱気になる
強がったって 意地を張ったって
結局は自分との勝負で
諦めるのも諦めないのも自分で
その選択でどうなろうが責任は自分にある
耳に痛い言葉にわかっているさと
知ったかぶりしてきた あとでヤキが回る
スタートラインにいつでも僕は立ってて
今この時もどれだけ走ってるつもりでも
スタートラインはいつも足元に引かれてる
新しい何かに走り出す時 スタートラインは足元に引かれる
夜を明かして 眠気をぶっ飛ばすコーヒー
飲み干したら 目が覚めた気がした
誰かのために 生きたいと思うことと
自分のために生きたいと思うことの間で
僕は いつも 迷いそして悩むんだ
何度も 何度も スタートラインに戻って
初心ってやつを 思い出そうとするんだ
空には 太陽が 自身の重みに耐えかねて
半ば落ちるように たやすく沈んだ
その場所に立つ時僕の心は引き締まる
人は生涯ずっと 半端なままさと 笑ってる
何者にもなれない言い訳に費やした時間
夢の扉に手をかけたままの 心は 開ける勇気を持てない
目を閉じて 思うのは広がるこの夜の中に
どれだけの人の営みがあって
その人たちが隔たりなく幸せである
そんな 確証も保証もない 僕の押し付けがましい 願いは
きれいごとをほざいて 灰皿にもみ消した
スタートラインにいつでも僕は立ってて
今この時もどれだけ走ってるつもりでも
スタートラインはいつも足元に引かれてる
新しい何かに走り出す時 スタートラインは足元に引かれる
いつか 君が再び走り出すのを 待つように。