詩人:恭ノ字
俺の眼の前にかなりうだつの上がらなそうな親父がいる。親父が着ているTシャツには チェ・ゲバラ。俺の眼の前にかなりイケテる男の子。Tシャツの真ん中には同じく チェ・ゲバラ。うだつの上がらない親父と イケテる男の子の眼の前に ただ凡々とした俺がいる。胸のプリントにはチェ・ゲバラ。ちょっと彼も苦笑い。ただ、その凄みのある眼光は決して曇らない。人は人それぞれの革命を。