詩人：邪気眼

残酷な人がカッコイイ
そんな世界に今 生きている
褒める所が見つからない俺に
世の中は冷たく微笑んだ

無闇に笑顔を向けてくる人達を
心から信じないと誓うのは
俺の目には安売られてる
キューリと同じに見えるから

どうでもいい人々の
ドングリの群れに生きるうち
この空を見上げても
ああ 雲の気持ちや
痛みなどわかる筈もない
おはよう 笑われてた頃の
自分を殺しに行く
どこまでも
残酷になれる気がするよ

学校では教えない方程式がある
それは人間関係の方程式
それを苦に自殺したら
誰の責任問題になるんだろう？
きっと大人主催の
聖なる責任転嫁合戦が始まる

知らなかった
聞いていなかった
そう言えば立場は守られるんだろう
その影で泣く人を
踏みにじってもいい権利は
何処で買えるんですか？

どうでもいい大人達の
競争世界に生きるうち
この空を見上げても
ああ 人の気持ちや
痛みなどわかる筈もない
おやすみ 純粋だった
自分に還りに逝く
最後まで
残酷になれる気がするよ