詩人:沙斗音
ごめんなさい。こんな母親で気が付かなかったのあなたがあたしのお腹にいるなんてあたしのお腹に新しい命があるなんて何も気付かずあたしは毎日お酒を飲みタバコを吸ってある日突然の出血毎月来るものとはまた違ってた流れ堕ちた小さな命まだ親指の数倍しかない天使はこんな無責任な親の中から血と共に外へ出た涙を呑んであたしはトイレのレバーをひねったさようなら。あたしはあなたを殺しました