詩人:風端
背の高いビルの屋上で小さな人形と青いベンチに座る(一人じゃちょっと寂しいから)右手を空に向けて雲をなぞる(なるべく動物がいいわ)人形は喋らずずっと遠くを見ている(きっと私には見ることの出来ないところ)とてもとても高い場所なのに風は吹かず私と小さな人形は静かに透明な時間の中空を見ています