詩人:かし
この果物を買ってくれませんか黒いボールペンをくれませんか砂ぼこり上げて進む道の向こうにチョコレートのカスタードみたいな海空は青いなまるで故郷の海みたいだ写真を撮ろうよありがとう少ないけどこれはほんのお礼だよ伝わらないのか誰かに伝えられるものでないのかぼくはなにひとつ変わらなかった今はもう消えてしまったけれどその時は胸が苦しかったそれが『ぶっている』ようで嫌いだなんて馬鹿なこと思っている