詩人:ico
願い事があるんです。
僕の大切なあの子を、幸せにしてあげてください。
僕の大切なあの子を、世界一の花嫁にしてあげてください。
今だから言えますが、僕はあの子が好きでした。
本当は僕が幸せにしてあげたかったけれど、
僕にはそれが出来ませんでした。
まるで彗星のように現れたあの子の花婿は、
きっと彼女を幸せにしてくれるでしょう。
それでも僕は心配なのです。
あの子は幸せな人生を送れるのか、心配なのです。
だから神様、どうかあの子を幸せにしてあげてください。
僕の一生分の幸福をあの子にあげます。
あの子がずっと笑っていられるなら、
あの子が素晴らしい人生を送れるなら、
僕はそれだけで幸せです。
ああ神様、
この願いだけは叶えて。