詩人:柚樹
地平線に浮かぶ橙色の満月がゆっくりとゆっくりと滲んでゆく。すき とかきらい とかじゃなくてだいじ だからあいしてる からだからさよなら って言ったんだよ。月はもう地平線に浮かんではいないけどやっぱりまだゆらゆら滲んでいた。