詩人:中村 休落
なぜ泣かなければいけないのか、死んで当然だった あの子なんか、よく鳴いていた、あの小犬。僕は知ってる、よく首輪を外してあげてた。自由は、どうかな…。私は知ってた。あの子がただのオモチャだったってこと。真っ白い毛が真っ黒になってた。私は嫌なの、あの子が、かわいそうで、命が、嫌なの。僕は泣けなかった、あの小犬が死んでも、ただの偽善者達が集まって泣いている姿をよく僕は思い出す。泣かないでお願い。僕は大嫌いなんだ、あぁゆう奴らが…。 自由なんて、どこにあるんだろう。