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[195248] 放蕩

詩人:鱗子

シルバーホワイトの髪色の男の人の絵

ピンクや白や青の柄で愛おしい。

私のこの愛おしさに、ただシンプルに答えるあなたはただシンプルで、愛で、

汗や狼狽を彼から隠した。

そんなもの、一度、置いて、後で、と冷たくなる私は、

恋いしてみたいという希望の裏腹で叶わぬことを想い、嫌った。

なんだか、比べようもないことがあって、足の、足もとの原っぱ、草に目をやり、

こう匂いを嗅ぐ時間がほしい。と、

とても間に合わない。

絵はそこ、そういった場所に、私の中では架空に置かれていて

私の足もとは光のないグレーで躊躇の風を食んで震えている。

震えたら、天地のギャップに嫉妬のような気持ちが次に流れてくる、自分の気持ちや己の心に関わるから、それはとても大変なことなのだ。それでいて、感情を燃え上がらせたい。そういったことも日々淡々としたことで、なんだか大回りに生きている。

あなたのことが知りたい。
あなたと唇を重ねたい。

で逢う異性とは限られているから、なべても大切にしたい。

私は糸の切れた凧のような面持ちで、

でも自然と胸の膨らむ道のない空をば描いていたい、この凧は。



2018/12/31 (Mon)
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