詩人:リコ
無駄な事しようか
君が笑うまで
僕はずっと待つよ
同じ場所で
赤と青の
カプセルの中で
息を殺し潜み生きる
粒達が
憎くて仕方無かっただけで
君を蹴飛ばすつもりは無かったんだ
耳から垂れた
浴槽の水の様に
あの哀しいも
この苦しいも
サンドして
食べ尽くそうか
一緒に
二人で
意外と美味しいもんだろう?
キャンパスは
真っ黒な喪服を纏い
凶器を捨てれず
狂喜を拾った
あの頃の君は
ギャーーーて
叫んで
いいですか
震えを隠す為
と
僕に尋ねた
ちっちゃくて可愛い
虫みたいに
ちっちゃくて怖い
人間みたいに
なりたくないんだって
泣いていたんだ
まだ泣いてるの?
まだ震えているの?
君をまるごと
抱っこしたら
楽になっていたのかな
僕自身
無駄な事しようか
君が笑うまで
僕はずっと待つよ
頭と胸が
涙で一杯になったら
いい加減
君の為で無く
僕の為に
走るとしようか