詩人:夢野咲道
賑やかな街には 何処からともなく
寂しがりやが 皆 集まって来て
だけど振りをしているだけさ
賑やかな振りをしているだけさ
一人になるのが怖いなら
一人で街へなんか行くのはよせよ
寂しがりやで賑わう街では
一人ばっちが余計 身にしみる
賑やかな街の 夕暮れ 黄昏
寂しがりやも きっと家路に着く頃
今日も一日何もなかった
賑やかなはずの 街には何も
一人になるのが辛いなら
一人で街へなんか行くのはよせよ
笑い忘れた人たちの中で
寂しさが余計 つのるだけさ
2008/02/05 (Tue)