詩人:快感じゃがー
思い出はいい。
美化すれば、
なんだって
キミを強くする
思い出はいい。
過ぎ去れば、
なんだって
遠い話に褪せてく
大嫌いなものの
渦の中に
なんにも知らず
飛び込んで
馬鹿みたいだ。
こんな風になると
知らなかった僕ぢゃ
ないはずなのに
ああ。面倒だ。
ツマラナイね
大人になるって
こんなに夢のないものなの?
あの頃描いてた
キミの未来は
もっと笑ってたはずだ
なのにどうして?
何処からが間違いだったの?
問いかけても
誰も答えてはくれないけれど
やめよう
迷路に深入りするのは
きみを泣かせるだけ
眠れなくさせるだけ
なんにも考えずに
いられる世界が
あったなら
とっくに旅立ってるのにさ
あーあ。面倒だ。
無い物ねだりの
損な世の中
キミはどうしたい?