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詩人:チェシャ猫
どんなに飾った言葉で
どんな風に叫んでみたって
君に届かない思いがあったとしても
精一杯伸ばした僕の腕が
君の涙をそっと受け止めるから
星のない夜に出口を捜す言の葉が
零れてしまわないように・・・・。。
生まれたその瞬間から僕ら
言葉の世界に迷い込み
自分を包む言葉と締め付ける言葉に挟まれて
少しだけその小さな胸痛めた
だから僕は誓うんだ
僕の言葉で誰かを包むと
ほんのわずかでもいいから
どこかで涙している誰かを
切れかかった赤い糸を繕う君を・・・。。
どんなに考えた言葉で
どんなに君を呼んだって
僕の声は届かないかもしれないけど
声が枯れるまで叫んだその思いは
多分誰かに届くから
星のない夜にどこかで涙する誰かを
僕の言葉で包みたい・・・。。