詩人:如月。
地下室の陽ざし
季節の薫り
風
鳥のさえずり
鍵さえあれば
出られたと
嘘のよう
鍵捜す気も無くし
地下室に
差し込む陽気
季節の風
眺めるように
青空さえ 覧え
感じ
安全
安定
誰も来やしない
僕も向かわない
現実に100%
費やせば
消えてしまう
エナジーだと
決めつけては
季節の空色
地下室の窓から眺め
そうやって
点滴のよな錠剤
服用し
インターネットは
素敵な風景
写し
今年 春
地下室めいた部屋から
広い部屋へ移動した
庭は満面なく
季節 連れて
語り出す
季節の空と
雨 降る音色先
詩のリズム
何も怖がらなくていい
そんな位置に住む