詩人:千波 一也
少年が落としてしまう、それはあまりに優しいもので いつまでも思い出は少女のかげをしています夢から覚めてくちもとに残るのはあどけない運び、です名前はもろくもかたくなで、 呼ばれています呼んでいます かぼそい首のうつむき、かたむき、すべてのかぜと宇宙にのってあてにならないかがやきをいま、広がりゆくのなら閉じてゆくべきですかそんな声すらだれかの地図へと消えてしまうけれどずっと、昔から