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詩人:どるとる
どうせ 無理だよと
諦めたすべては
灰になり
やがて風に散る花
あくびになるだけの
退屈な時間をもてあまし
開けっ放しの窓の向こう
世界は 続くのに
未来を見に行こうともせずに
見えてる 世界をすべてだと決めつけて
空や草花や鳥
風のささやき
川のせせらぎ
人々の 心臓の音
ありとあらゆる
すべてが 異なる
リズムで 生きてる
そんな まいにち
どうせ 無理だよと
諦めたすべては
灰になり
やがて風に散る花
どうせ いつか
死ぬのなら
それまではひとつくらいは夢見よう
たとえば退屈な時間を埋め合わせる
暇潰しになるような何かを探して
楽をするために苦労してみる
ちょっと変わった生き方で。