詩人:どるとる
僕の住む街の空が茜色に染まるとき
僕は帰り支度をして友達に手を振るよ
坂道の上から 沈む夕日を 眺めて
いつの間にか頬っぺたを伝う涙
おはようで始まった今日が
また明日ねで終わる
悲しいことも 嬉しかったことも
その時 全てひとつになって
数えきれないほど抱えてる傷痕も
意味があるのかなって思うんだ
急いでないのに時間に追われてる
時計はいらないよ命は永遠じゃないから
心に一物抱えて 物思いに耽ってる
訳もなく泣きたくなる 帰り道
ただいまと僕が言えばおかえりと 君が言う
そのなんでもないやりとりが
僕に かけがえのない幸せをくれる
どんなに疲れはてた日も君は笑顔で待っていてくれる
この世界でただひとつだけ
帰りたいと思う場所がある
そんなありふれた幸せを
僕は 守っていきたいな
君を幸せにしたいと思う
君が僕を幸せにしたように
人はそんな気持ちを愛と言うのかな
ちょっと恥ずかしいけど
あながち間違いじゃないだろう
おはようで始まった今日が
また明日ねで終わる
悲しいことも 嬉しかったことも
その時 全てひとつになって
数えきれないほど抱えてる傷痕も
意味があるのかなって思うんだ
ただいまと僕が言えばおかえりと 君が言う
そのなんでもないやりとりが
僕に かけがえのない幸せをくれる
どんなに疲れはてた日も君は笑顔で待っていてくれる
だからまた明日
その魔法の言葉で
明日も 今日と同じ
幸せに 出会うんだ。