詩人:千波 一也
それはたやすい無限の数、かたちみつめることで遠のいて聴かないつもりが響きあうおおやけの園、 あかるいことも暗がりもおなじ花誰かのために誰をもえらばず金貨はそういうなかで錆びてゆくだから、光それだけは疑いようもないのに疑わずにはいられないさようなら、はあと幾つ 水のなかの風その向こう、遙かな問いかけが空なのかも知れない