詩人:どるとる
自分と書いて私と読むあるいは僕と読む人を疑ったり 信じたり定まらない心は振り子のようだ風の中に立って探した 自分はまだ 見つからず見るもの 聞くものすべてこの世界ならその形や色は 人によって変わるなら輝けるかな 磨いても輝かないただの炭鉱に転がる 煤けたような石ころもいつか 変えようのない未来を知って腰をおろす場所を 見つけたならタンポポの綿毛のようにそこに荷をおろして僕はあなたを居場所にするよ。