詩人:甘味亭 真朱麻呂
貴女の傘になれたら良いな 悲しいことから守れたら良いな 生憎なことに今日も雨降り差し出した傘 僕の手を握り 『ありがとう』と君が言うポツポツポツポツと 雨の降る街 僕らは歩いていく 今日もそして明日もきっと いつか昇る朝陽を目指して僕らはとてもゆっくりとした足取りで歩いていく 曖昧な答え それでも良いと君は言った いつの間にか雨は上がっていた 空にはキレイな虹がでていた。