詩人:どるとる
梅雨の終わりに最後の雨が降る
わざと濡れて帰る あじさいの咲く道
ゆるやかな坂道が 果てもなく続いてる
手を伸ばせばすぐそこにある未来
悲しい報せは 僕に手紙のように届いたよ
無人駅の駅舎で 見つけた誰かの思い出
そっと風が運んだ 夏の贈り物
やることもなく ただ退屈をもて余す
用もなく行ったり来たりする階段
強がれずに 負けた昨日を忘れても
痛みだけはいつまでも覚えてる
悲しい報せは 僕に手紙のように届いたよ
無人駅の駅舎で 見つけた誰かの思い出
そっと風が運んだ 夏の贈り物。
2016/07/16 (Sat)