詩人:どるとる
悲しいことがあったって平気なのさ
どんなに雨が僕を濡らしにかかってこようと僕は泣かないよ
笑い飛ばすぜ 何があっても
お得意の優柔不断さで全てをうやむやにするさ
何があっても
何が起きても
僕は荒れ狂う
未来にも
笑ってやるさ
僕は男だ、弱くない
月のない夜だって
星のない夜だって
出口のない夜だって
そう 放つ言葉は矢のごとく悲しみを射抜くだろう
僕は男だ、恐くない
何も 何も、だ
涙が出そうでも
夕暮れになっても
友が去っていっても
僕が僕にはいる
ひとりきりになっても生きていこう
どこからかわき上がる気持ちに素直になって正直に言うのさ
僕は明日もひきつづき生きていたい
男は勇気だ、逃げないぜ
笑い飛ばすぜ 何があっても
お得意の優柔不断さで全てをうやむやにするさ
何があっても
何が起きても
僕は荒れ狂う
未来にも
笑ってやるさ
僕は男だ、弱くない
僕は男だ、恐くない
男は勇気だ、逃げないぜ
止められなかったこの涙を笑う者は弱い人間だ
さあ 涙でかすむ景色の中に浮かぶ扉を開けよう
開けばそこは楽園ぞ
臨めばそこは楽園ぞ
月のない夜だって
星のない夜だって
出口のない夜だって
そう 放つ言葉は矢のごとく悲しみを射抜くだろう
そして弱い自分自身を砕くだろう
ああ そこに残るのは悲しみに涙できる強い自分だろう
僕は男だ、だけど
悲しいときは泣くのさ
強いからこそ
気持ちを偽らず泣くのさ
変わってゆく気持ちは今あざやかに見違えて 僕を感動で包む
そして言うのさ
僕は弱くない
強く、強く泣けるから
男は素直に泣けて
はじめて男になれるのさ
はじめて知ったんだ
その日から僕はりっぱに男だ
名乗っても恥ずかしくなくなった。