詩人:どるとる
電車の窓から 眺めた風景が 風に流されて
跡形もなく 消えていくのをずっと見てた
手の届く場所にある幸せになんて興味がない
僕が探してるのは 方々探してやっと
手に入れることができる幸せ
あなたの手が 僕の手にくれるぬくもりは
何の見返りも求めない無償の愛だった
確かに受け取ったよ 汚れのない手で
ありがとう ありふれた言葉を選んで
君に贈ろう 目には見えないギフト
この街は季節を 選ばずに花を咲かせて
夜には勝手な名前を つけた星も輝いて
記念日にしよう 何でもない今日を
来年の今日も再来年の今日も
忘れないように 刻み込んで
人と出会った数だけそこに生まれる
ささやかなつながりが僕を支えてる
誰ともつながってない人なんかいない
誰も思いつかないような悪戯企んで
泣いてる君を笑わせよう 今夜
夜空にある星の ひとつを指差して
さも偉そうに 語る遠い昔のおとぎ話
本当か嘘かもわからないロマンの足跡
あなたの手が 僕の手にくれるぬくもりは
何の見返りも求めない無償の愛だった
確かに受け取ったよ 汚れのない手で
ありがとう ありふれた言葉を選んで
君に贈ろう 目には見えないギフト。