詩人:どるとる
なんとなくなんとなくでたどり着いた世界はとても僕には似合わない世界だった
僕は今 あの日を悔やんでいる
勢いだけで飛び出した未来は喩えればいつも夜
踏み外した着地点
予想外の事ばかり
うらみの矛先は
いつも世の中か他人
悪循環に回る僕の日常
頼りの時計も狂ったまま
間違った時を刻んで
掃除もされずに回っている
苦汁を舐めて
苦虫を噛んで
自分の努力の無さを
全てほかの対象に
差し替えて当の僕は
それを他人のことのように笑って話す始末
どうして こんなんになっちゃったんだろう
着地点に座り込んで
原因究明に忙しいのさ
今日も言葉の宇宙をさまよってる。